僕らは今、『働き方』というものが変わる過渡期に生きていると思います。というより、『働く』という言葉の意味すら再定義を迫られるような、そんな時代がすぐそこまで来ているようです。

 

インターネットの普及と技術的進化で『働き方』というものが、柔軟で自由なものになってきています。

 

『Uber』が生まれて、タクシーの運転手が淘汰されていくように、今後もたくさんの新しい職業が生まれて、たくさんの旧来型の仕事が消えていくでしょう。

 

『働く』という観点で見たとき、こんななんともつかみ所のないような時代をどう生きていけばいいのか、その辺の戦略を考えてみましょう。

スペシャリスト淘汰の時代

インターネットが拡大する以前は、特定の技術や資格や情報を持っている人がその分野の価値を独占することができてました。職人的であることで『価値』というものを生み出すことができたんです。

『スペシャリストの時代』と言ってもいいでしょう。

 

特に日本では『石の上にも三年』的に、『気合いと根性』で一つのことをやり続けることが美しいものとして賞賛されて来ました。

 

僕は現在、オーストラリアでシェフとして働いていますが、日本の料理人の世界だと、一つのことを何年もやらせるなんてことは当たり前に存在するし、古い体質のキッチンでは魚なんてなかなか扱わせてくれません。

綺麗に無駄なく魚を捌くのなんて、集中的に練習すれば、実は短期間で習得できたりするのに、それは認めない雰囲気が充満してたりします。

今までは、それについての情報とスキルを持っているのがキャリアを積んだ親方や先輩だったので、後進の人間はそこから学ぶしかなかったのです。で、親方や先輩に師事して10年、やっと「これでお前も一人前だ」なんて言われるわけです。

 

これに関して、それぞれ意見はあると思いますが、命という時間の使い方を考慮に入れた時、僕的には完全にアウトです。

 

ただ、インターネットの拡大でこういった『予定調和型の世界観』にも完全に亀裂が入ったように思います。

今後、あらゆる情報がガラス張りになって、情報そのもの価値は限りなくゼロに近づいて行きます。

 

【YouTube】を見てもらえればわかりますが、寿司の握り方やサーモンの捌き方なんて何通りもアップされてるし、包丁の研ぎ方や選び方、だし汁の取り方といったテクニカルなことから、

店の作り方について、経営について、プロモーションについて、必要な情報に誰でも簡単にアクセスすることができる時代になり誰もがフラットに学びを深めることができるようになりました。

 

現に、キッチンで本格的に修行した経験はない料理研究家の方の料理が抜群に美味いなんてことはよくある話です。

もはや個人レベルでけっこう色々やれちゃったりします

 

イチローや孫正義といったスーパースペシャリストは別枠ですが、少なくとも職人的なスペシャリストの価値も少しずつゼロに近づいて来ます。

 

例えば、かつてはウェブサイトを製作するのにも、外注するなどして、専門家に依頼する必要があったわけですが、今では自分でワードプレスをインストールして、好きなデザインにカスタマイズできます。また、ワードプレスを使わなくても、【WIX】や【Jimdo】で簡単に作れちゃいます。もちろん僕のようにHTMLといった知識がなくて問題ありません。

 

これはウェブサイトに限らず、何にでも言えることです。

音楽を作るのに仰々しい専門機材がなくても、PC一台、なんならスマホ一台で完結できるし、スマホのカメラとアプリでプロ顔負けのムービーなんかも作れちゃったりします。

車の軽い修理だって、自分で調べながらやってる人も多いでしょう。検索をかければ、かなり丁寧で詳しい解説動画だって出てきます。

 

ここに人工知能のヘルプが加わると、日本で言えば、もう一億総専門家みたいな感じになってくるはずです。

新時代に最適化された生き方はこれ

僕はこれからの時代、未来型ジェネラリストとして生きるのが『幸福度を最大化』させていく賢い方法だと考えてます。

 

インターネットの登場が業種間の垣根をなくして、『ごちゃ混ぜ』を可能にしたからです。

ヨガを愛好する料理研究家が、インターネットを使ってビジネスを教えることで生計を立てる、なんてことも全然オーケーなわけです。

 

そうやって、多足のワラジを履いて

何をやっているのよくかわからない人

になるくらいが丁度いいと思います。

 

これだけあらゆる職業がハイペースで消えていく可能性のある現代においては、現存する肩書きにとらわれて生きることは、この特急社会に対して何のフックにもならないし、ちょっと危うい生き方のように感じてます。

そうであるなら、やりたいことをいくつでも掛け持ちして、やりたいようにやりながら肩書きなんて自分で作っちゃえばいいんです。

 

あなたが未来でやる仕事には、まだ名前がない可能性は充分にあるんですよ。

こういう生き方って絶対おもしろいと思いますね。

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